こんにちは!実桜(みお)です。
お歳暮は、1年の感謝を込めて年末に贈る品物です。長く続けてきても、年を重ねるうちに品物選びや手配、お返しのやりとりが負担になってくることがあります。
高齢を理由にやめるなら、これまでの感謝と、これからもよろしくという気持ちを添えて伝えれば、角が立ちにくいですよ。
お礼状・最後のお歳暮に添える手紙・電話で使える例文と、伝える時期が分かります(2026年11月時点の情報です)。
| こんなとき | 伝え方 | 伝える時期 |
|---|---|---|
| 相手から届いた | お礼状に書き添える | 届いたら早めに |
| 自分が贈っている | 最後のお歳暮に手紙を添える | お歳暮を贈るとき |
| 贈り合う親戚 | 電話でお互いにやめようと伝える | 秋から12月初めまで |
| また届いた | お礼状でもう一度伝える | 届いたら早めに |
※お歳暮を贈る時期の目安は、東日本が11月下旬〜12月20日前後、西日本が12月13日〜20日前後です。先に電話や手紙で知らせるなら、相手が翌年の手配を始める前の秋から12月初めまでが目安です
高齢を理由にお歳暮をやめるときの例文

高齢を理由にお歳暮をやめるときは、長い手紙を書かなくても大丈夫です。感謝の言葉と、やめることを短く伝えれば十分ですよ。
相手から届く場合、自分が贈っている場合、親戚と贈り合っている場合の3つに分けると、そのまま書き写せる例文が見つかります。
お礼状に書き添える例文
品物のお礼を先に書き、最後に次回からの辞退を添える
相手からお歳暮が届いたら、品物は受け取り、お礼状の最後に次回からは気遣いをしないでほしいと書き添えます。品物のお礼を先に書くと、品物を断ったようには見えません。
ポイント
お礼状の例 このたびは、ご丁寧にお歳暮の品をお送りいただき、ありがとうございました。ありがたく頂戴しました。
さて、私どもも年齢を重ね、これまでのように品物をやりとりするのが難しくなってまいりました。誠に勝手ながら、来年からはどうぞお気遣いなさいませんよう、お願いします。
長いあいだのお心遣いに、心から感謝しております。これからも変わらぬお付き合いを、どうぞよろしくお願いします。
「来年から」と書いておくと、今年だけのことではないと相手に伝わります。「今後は」と書いてもかまいません。
品物を受け取ったお礼と、次回からの辞退を一度に伝えられます。
最後のお歳暮に添える手紙の例文
「今年を一区切りに」と書くと、最後だと伝わる
自分がお歳暮を贈っている相手には、最後のお歳暮に手紙を添えて、今年で一区切りにすると伝えます。品物と一緒に届くので、相手が驚かずに済みます。
ポイント
添える手紙の例 寒さが日ごとに増してまいりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。長年にわたり温かいお付き合いをいただき、本当にありがとうございました。
私どもも高齢となり、品物を選んでお送りするのが難しくなってまいりました。そこで、まことに勝手ながら、季節のご挨拶の品は今年を一区切りとさせていただきたく存じます。
どうぞそちら様も、今後はお気遣いなさいませんようお願いします。お電話やお便りで、変わらぬお付き合いをいただければうれしく思います。
「そちら様も」と入れておくと、相手からのお歳暮もなしにしたいことが伝わります。自分だけやめて、相手からは届き続けるということになりにくくなります。
親戚に「お互いにやめましょう」と伝える例文
親しい親戚には、かしこまらない話しことばで提案する
親しい親戚とお歳暮を贈り合っているなら、電話や会ったときに「お互いになしにしませんか」と提案するのが自然です。かしこまった手紙より、話しことばのほうが気持ちが伝わります。
ポイント
電話での例 いつもおいしいものを送ってくれてありがとう。こちらも年を取って、品物を選んで送るのが大変になってきてね。
それで、お歳暮は今年でお互いになしにしようか。これからは電話や会ったときに、近況を話せたらうれしいです。
話しことばで提案したら、お礼状や短い手紙でも同じことを伝えておくと、あとで迷いません。
文面には感謝と今後のお付き合いを入れる
事情は一言で、お願いは「お互いに」の形にする
お歳暮をやめるときの文面に入れたいのは、これまでの感謝と、これからもお付き合いを続けたいという気持ちです。この2つがあれば、関係を終わらせたいわけではないと伝わります。※1
並べる順番は、次のとおりです。
- 季節のあいさつと、相手の様子を気づかう言葉
- これまでのお心遣いへのお礼
- 高齢になったなど、自分の側の事情
- 今後はお互いに気遣いなく、というお願い
- これからもよろしくという結び
「そちらから送らないでください」とだけ書くと、相手の気持ちを断ったように聞こえてしまいます。「お互いに」の形にしておくと角が立ちにくいですよ。※2
やめるのが今年だけなのか、これからずっとなのかは、はっきり書きましょう。あいまいだと、相手が来年どうするか迷ってしまいます。
体調のことや「終活」は書かなくていい
理由は「高齢になり」の一言で足りる
やめる理由は「高齢になり」「年齢を重ね」の一言で十分で、体調を詳しく書く必要はありません。病気や入院のことまで書くと、読んだ人がかえって心配してしまいます。
「断捨離」や「終活」という言葉も、相手に心配をかけることがあるので、入れないほうが無難です。
「面倒になったので」「お返しが負担なので」と、本音をそのまま書くのも避けましょう。相手が、自分の贈り物が迷惑だったように感じてしまいます。
体調のことを知らせたい親しい相手には、お歳暮の話とは別に、電話で話すほうが落ち着いて伝えられますね。
高齢を理由にお歳暮をやめるのは失礼?
高齢を理由にお歳暮をやめるのは、失礼なことではないとされています。高齢になると、贈る手配やお礼のやりとりが負担になるのは自然なことだからです。※3
50〜87歳を対象にしたあるアンケートでは、お中元・お歳暮の機会が2017年より18.1ポイント減っていました。「もう卒業しました」という82歳の声もあります。※4
「お互いにやめる」形にすると角が立ちにくい
相手の分だけ断ると、好意を拒んだように聞こえる
お歳暮をやめるなら、自分も贈らないし、相手にも気遣いは要らないという「お互いにやめる」形にすると、角が立ちにくいです。
相手もお歳暮を続けるのが負担になっていて、言い出せずにいることがあります。お互いに年を重ねているなら、自分から切り出すことが相手の助けになることもありますよ。
相手が「これからも贈りたい」と言ってくれたときは、感謝を伝えたうえで、お返しはできないことを確かめておきましょう。
黙って贈らなくなると相手が心配する
やめると決めたら、手紙か電話で一言知らせる
何も言わずにお歳暮を贈らなくなると、相手は「体の具合が悪いのでは」「何か失礼をしたかな」と心配してしまいます。一言知らせておくのは、相手を安心させるためでもあります。
知らせておけば、相手も翌年のお歳暮を手配せずに済みます。伝えるなら、相手が翌年の準備を始める前が親切です。
お歳暮をやめても、電話や手紙、会ったときのあいさつでつながっていられます。品物のやりとりをやめることは、お付き合いをやめることとは違いますよ。
いきなりやめにくいなら少しずつ減らす
お中元からやめる、金額を下げる、お年賀に変える
いきなりやめるのが気になる相手には、少しずつ減らしていく方法もあります。たとえば、お中元を先にやめてお歳暮だけにする、品物の金額を少し下げる、といったやり方です。
年末のお歳暮の代わりに、年が明けてから「お年賀」を贈る方法もあります(関東は1月7日まで、関西は15日までが目安)。お年賀は新年に手土産として持っていくものとされているので、宅配で送るなら理由を一言伝えておくといいですね。
金額を下げるときは、極端に安い品物にすると失礼に見えることがあります。その場合も、手紙で事情を一言添えておくと安心です。
お歳暮をやめると伝えるのはいつ?伝え方は3つ

お礼状はお歳暮が届いたとき、最後のお歳暮に添える手紙はお歳暮を贈るときに出します。先に電話や手紙で知らせるなら、秋から12月初めまでが目安です。
伝え方は、届いたお歳暮のお礼状、最後のお歳暮に添える手紙、電話の3つです。相手から届くのか、自分が贈っているのかで選びましょう。
届いたお歳暮のお礼状で伝える
品物は受け取り、お礼状で次回から辞退するのが基本
相手からお歳暮が届いたら、いったん受け取り、お礼状で次回からの辞退を伝えるのが、いちばんよく使われる方法です。
届いた品物をそのまま送り返すのは、相手の気持ちを拒むことになるので、マナー違反とされています。品物はありがたくいただきましょう。
お礼状は、はがきでも封書でもかまいません。国内あての普通のはがきは85円、封書は50gまで110円です(2024年10月1日からの料金)。※5
お礼状は、品物が届いたら早めに出しましょう。お礼と辞退を一度に伝えられるので、書くのも1通で済みます。
最後のお歳暮に手紙を添える
お歳暮を贈る時期に、品物と一緒に届ける
自分が贈っている相手には、今年のお歳暮を最後にして、品物と一緒に手紙を届けます。お歳暮を贈る時期の目安は、東日本が11月下旬〜12月20日前後、西日本が12月13日〜20日前後です。※6
手紙は品物と一緒に入れるか、品物と同じころに届くように別に送ります。
長い手紙を書くのが大変なら、一筆箋に3〜4行で書くだけでも気持ちは伝わりますよ。罫線のある一筆箋なら、字が曲がらずに書けます。
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縦書きなら改まった手紙に、横書きなら親しい相手への短いお便りに使えます。
親しい親戚には電話で伝える
お礼状や手紙を送ったうえで電話すると確実
長い付き合いの親しい相手には、電話で伝えると気持ちが伝わりやすいです。文面だけだと、冷たく感じさせてしまうことがあるからです。
ただ、電話は記録に残らないので、あとで「言った・言わない」になることもあります。お礼状や手紙を送ったうえで電話すると確実です。
電話をかけるなら、相手が年末の準備で忙しくなる前の、秋から12月初めまでがいいですね。
親の代わりに家族がお歳暮をやめると伝えるときは

親が高齢になってお歳暮の手配や手紙が難しくなったら、家族が代わりに伝えてもかまいません。そのときは、親本人の気持ちを確かめることから始めましょう。
代わりに書くときの名前の書き方や、親同士のお歳暮をやめるときの進め方も、この章で分かります。
まず親本人の気持ちを確かめる
家族だけで決めずに、だれとやめたいかを一緒に決める
家族が代わりに伝えるときは、先に親本人にやめたいかどうかを確かめます。家族の判断だけで関係を終わらせると、親が大切にしてきたお付き合いを断つことになりかねません。
相手ごとに「やめる」「続ける」を一緒に決めておくと、あとで迷いません。親しい相手とは続けて、ほかの相手とはやめるやり方もあります。
家族の名前で出すときは、家族であることと、代わりに連絡する理由を書いておきます。「父が高齢となり、手紙を書くのが難しくなりましたので、代わりにご連絡いたしました」のような書き方です。
代筆するときは家族が書いたと分かるように
親の名前で出すなら、最後に書いた人の名前を添える
親の名前で出したいときは、家族が代筆して、最後に「長男〇〇代筆」のように書いた人の名前を添えると分かりやすいです。
親が施設に入ったり療養していたりする場合も、病名まで書く必要はありません。「高齢となり、療養に専念しております」くらいの言い方で十分です。
親が療養中でなければ、元気で過ごしていることを一言添えると、相手も安心して受け取れますね。
親同士のお歳暮は息子・娘夫婦が間に入ると話しやすい
両方の家が同じ年にやめられるよう、早めに話しておく
息子さんや娘さんの結婚をきっかけに始まった親同士のお歳暮は、親同士で直接切り出すより、息子さん・娘さん夫婦が間に入るとスムーズです。それぞれが自分の親に話して、両方の家の気持ちをそろえます。
「うちの親も年を取って、お歳暮の手配が大変になってきたみたい。お互いになしにしませんか」と、息子さんや娘さんから相手の家に伝える形です。
どちらか一方だけがやめると、もう一方が気をもんでしまいます。両方の家が同じ年にやめられるように、早めに話しておくといいですよ。
やめると伝えたのにお歳暮が届いたら?

やめると伝えても、翌年またお歳暮が届くことはあります。相手も、長年の習慣を急にやめるのは失礼ではと迷っていることがあるからです。
そのときは、品物は受け取って、お礼状でもう一度伝えれば大丈夫ですよ。
品物は受け取り、お礼状でもう一度伝える
「以前もお伝えしましたとおり」と添えて、責めない言い方で
やめると伝えたあとにお歳暮が届いたら、品物はありがたく受け取り、お礼状でもう一度辞退を伝えます。送り返すと、相手の気持ちを拒んだように受け取られてしまいます。
お礼状には、品物のお礼を書いたあとに「以前もお伝えしましたとおり、どうぞ今後はお気遣いなさいませんように」と添えます。責める言い方にせず、相手を気づかう言葉で結びましょう。
何度伝えても届く場合に限って、包装の上からさらに包み、断りの手紙を添えて送り返す方法もあります。
お返しの品は贈らなくていい
品物で返すと、贈り合いがまた始まってしまう
やめると伝えたあとに届いたお歳暮には、お返しの品を贈らず、お礼の電話や手紙で気持ちを伝えます。
品物でお返しをすると、相手は「またいただいた」と感じて、翌年も贈ってくれることがあります。せっかく伝えた気持ちが、元に戻ってしまいます。
電話でお礼を言うときに、「本当にもう気を遣わないでね」と明るく伝えておくと、相手も肩の力を抜けますね。
年賀状もやめたい人に読んでほしい記事
年賀状もやめたいなら、お歳暮のお礼状や最後のお歳暮に添える手紙に、年賀状のことも一緒に書き添える方法があります。「季節のご挨拶の品も、年始のご挨拶も、今年で失礼させていただきます」のように一文にまとめると、短く伝えられます。
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高齢を理由にお歳暮をやめる例文は感謝の一言で(まとめ)
高齢を理由にお歳暮をやめるときは、これまでの感謝と、これからもよろしくという一言を添えましょう。それだけで、角が立ちにくくなります。
伝え方は、相手から届くのか、自分が贈っているのかで選んでくださいね。
書くのが大変なら、一筆箋に短く書くだけでもかまいませんよ。
- 理由は「高齢になり」の一言でよく、体調や「終活」のことは書かなくていい
- 文面には、これまでの感謝と、これからもお付き合いを続けたい気持ちを入れる
- 相手の分だけ断るより、「お互いにやめましょう」の形にすると角が立ちにくい
- 今年だけなのか、これからずっとなのかを、文面ではっきり書いておく
- 黙って贈らなくなると相手が心配するので、一言知らせてからやめる
- いきなりやめにくい相手には、お中元からやめる、金額を下げるなど少しずつ減らせる
- 相手から届いたお歳暮は受け取って、お礼状で次回からの辞退を書き添える
- 自分が贈っているなら、最後のお歳暮に手紙を添えて今年で一区切りと伝える
- 親しい親戚には、お礼状や手紙を送ったうえで電話でも伝えると確実
- 先に電話や手紙で知らせるなら、相手が翌年の手配を始める前の、秋から12月初めまでが目安
- 家族が代わりに伝えるときは、先に親本人の気持ちを確かめる
- 親同士のお歳暮は、息子さん・娘さん夫婦がそれぞれの親に話して、両方の家でそろえてやめる
- 伝えたのにまた届いたら、品物は受け取ってお礼状でもう一度伝え、お返しの品は贈らない
※本記事は、百貨店・郵便局のネットショップなどのマナーの解説と、日本郵便の発表資料をもとに作成しています。
※郵便料金とお歳暮の時期は2026年11月1日時点のものです。変わることがあるので、最新の情報は日本郵便や百貨店の公式サイトで確かめてください。
出典:※1 オオゼキ「お歳暮をやめるときはどう伝える?|今年届いた品へのお礼は別にする」 ※2 デイリーヤマザキ ギフトガイド「高齢になったらお歳暮をやめてもよい?失礼にならない伝え方と例文」 ※3 郵便局のネットショップ「お歳暮の上手な断り方とは?お歳暮をやめるときの挨拶・例文」 ※4 ハルメク「【贈り物に関する意識・実態調査 2025】」(PR TIMES) ※5 日本郵便「郵便料金の改定および新料額の普通切手の発行などについて」(PDF) ※6 高島屋「お歳暮とは?贈る時期や意味、選ぶポイントを紹介」


