こんにちは!管理人の実桜(みお)です。
ラジオって何十年も前からある機械なので、どれを買っても同じだと思いがちです。
でも実際は、買ってあげたのに親御さんが使えなくて、そのまま置きっぱなしになってしまうことがあります。原因のほとんどは、機械の良し悪しではありません。選ぶときに見るべき場所が、普通の家電とは違うところにあるからです。
この記事では、失敗しない5つの条件をお伝えしたあと、使う場面ごとにおすすめの5台をご紹介します。
目次
高齢者が使いやすいラジオの条件は5つ

機種を見比べる前に、ここだけは押さえておきたいという条件が5つあります。どれも、店頭やネットの商品ページで自分で確認できるものばかりです。
逆に言うと、この5つさえ合っていれば、あとは好みで選んで大丈夫ですよ。
①つまみが大きく、適度な重さで回る
つまみは大きさだけでなく、回したときの重さも同じくらい大切です
指先の力が弱くなってくると、つまみが硬いと単純に回せなくなります。かといって軽すぎるのも困りもので、今度は目的の局を通り過ぎてしまいます。
年齢を重ねると、指先で細かく力を加減する動きが難しくなってきます。軽すぎるつまみは、ほんの少し力が入っただけでスルスルと回ってしまい、ちょうど良い位置で止められません。
結果として、雑音混じりのまま聴くことになります。
つまみに指がかかる溝が刻んであるか、写真で確認してみてください。溝が深いものほど、力を入れずに回せます。
電源スイッチが本体の端に独立してついているかも見ておきたいところです。ほかのボタンに紛れていると、押し間違いのもとになります。
②表示が大きく、離れていても読める
周波数の数字や目盛りは、大きくはっきりしたものを選ぶ
高齢者向けの表示については、70代以上なら16ポイント以上の文字が読みやすいという目安があります。
ラジオの目盛りも同じで、小さい数字がびっしり並んでいるタイプは、老眼のある方には厳しいです。
暗いところで使うことがあるなら、目盛りが光るタイプが便利です。パナソニックの機種には、暗い場所で目盛りが浮かび上がる仕組みがついているものがあります。
③ワイドFM対応かどうか
病院でAM放送を聴きたいなら、ワイドFM対応は必須条件
これが、意外と見落とされがちで、いちばん後悔につながるポイントです。
ワイドFMというのは、AM放送の番組を、FMの電波でも流してくれる仕組みのことです。周波数でいうと90.1メガヘルツから94.9メガヘルツの間を使います。
なぜこれが大事なのかというと、病院の中や鉄筋コンクリートの建物では、AM放送がほとんど入らないからです。
AMの電波は波長が200メートルから600メートルもある、とても長い電波です。鉄筋が網の目のように入った建物は、この長い電波をさえぎってしまいます。出典:総務省
一方、FMの電波は波長が3メートルから4メートルと短いため、窓や隙間から建物の中に入ってきます。
さらにAMは、電化製品やLED照明から出る雑音をそのまま拾ってしまう性質があります。FMは電波さえ届いていれば、そうした雑音を取り除いてくれます。
ポイント
実家にある古いラジオを持ち出そうと考えている方は、少し注意が必要です。
2010年代前半までに作られたラジオは、受信できる上限が90.0メガヘルツまでに設計されています。中の回路がそこまでしか動かないようになっているので、アンテナを替えてもワイドFMは入りません。
「昔のラジオがあるから大丈夫」とはならないので注意しましょう。
④乾電池で動く
入院や防災を考えるなら、乾電池で動くものを選んでおくと安心
電源の種類は、使う場所で決まります。
乾電池式ならコンセントを探さなくてよいですし、停電しても電池を入れ替えれば聴けます。
電池のもちは、思っているより長いです。単3形2本でスピーカーから音を出す場合でFM約94時間、イヤホンを使えばAMで約185時間ほど聴けます。単1形3本の機種なら、AMで約400時間というものもあります。
充電式は電池を買わなくて済むのが利点ですが、長い停電になると充電できなくなります。また、高齢の方が使う場合、充電の管理をご自身でできるかどうかも、考えておきたいところです。
⑤機能が少ない
多機能なラジオほどボタンが増え、結果として使わなくなります
これがいちばん大事かもしれません。
ボタンが増えると1つずつが小さくなります。小さくなると押しにくくなり、どれを押せばいいのか分からなくなります。
さらに困るのが、画面のメニューをたどって設定するタイプです。「まず設定ボタンを押して、次に矢印で選んで、決定を押す」という手順は、説明書を読む段階で嫌になってしまいますよね。
高齢の方にとってはシンプルが一番。電源、音量、選局の3つが基本です。
その3つが分かりやすいものを選ぶようにしましょう。
高齢者が使いやすいラジオおすすめ5選

ここからは、使う場面ごとに5台を挙げていきます。
どこでラジオを聴くのか、ひとつ思い浮かべてみてください。それが決まれば、選ぶべき機種はほとんど決まります。
5機種はすべてワイドFMに対応していて、乾電池でも動きます。つまり、先ほどの5つの条件のうち3つは全部クリアしています。あとは大きさと置き場所の違いです。
| 使う場面 | 機種 | 重さ | 電源 | 持ち運び |
|---|---|---|---|---|
| 入院・施設 | パナソニック RF-P155 | 113g | 単3形×2本 | ◎ |
| 散歩・外出 | パナソニック RF-P55 | 111g | 単3形×2本 | ◎ |
| 寝室・枕元 | パナソニック RF-2450 | 据え置き向き | コンセント/単3形×4本 | △ |
| 防災・停電 | 東芝 TY-JKR6-W | 247g | 単4形×2本/手回し/USB | ◎ |
| 家の中 | ソニー ICF-506 | 約860g | コンセント/単3形×3本 | ○ |
パナソニックの2機種、どちらを選ぶ?
- 病室や外出先で使いたい、少し大きめでも見やすいほうがいい → RF-P155(横長・113g)
- 胸ポケットに入れて散歩に持ち出したい → RF-P55(縦長・111g)
型番が似ていますが、横長か縦長かという形の違いです。重さはほとんど同じなので、置いて使うか持ち歩くかで選んでください。
1. 入院・施設に持ち込むなら|パナソニック RF-P155
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| 製品名 | パナソニック RF-P155 |
|---|---|
| 特徴 | らくらくチューニング/光るダイヤルパネル/ハンドストラップ付き |
| 電源 | 単3形乾電池×2本 |
| 大きさ・重さ | 幅11.5×奥行2.8×高さ6.8cm・113g |
| ワイドFM | 対応 |
| 価格(2026年7月時点) | 2,200〜3,000円 |
病室に持ち込む1台なら、乾電池式で軽いものが扱いやすいです
入院中のラジオは、普通の家で使うのとは違う条件がつきます。
まず、イヤホンが必須です。実際に病院の入院案内を見てみると、テレビやラジオを使うときは必ずイヤホンを使うようにと書かれています。出典:東京都立東部地域病院
相部屋であればまず例外はありません。なかには有線タイプを指定している病院もあります。
次に、コンセントが使えないことがあります。病室の電気容量に限りがあるため、ラジオと電気シェーバー以外のコンセント使用を禁止している病院もあるほどです。
その点、乾電池式ならコンセントを探す必要がありません。コードが足元に伸びないので、つまずく心配もなくなります。
そして病院の中はAMが入りにくいので、ワイドFM対応であることが効いてきます。
こちらのRF-P155は113gと軽く、ストラップもついています。目盛りが光るので、消灯後の薄暗い病室でも周波数が見えます。
ポイント
病院の消灯はだいたい21時から22時です。多くの病院では、イヤホンをしていても消灯後は電源を切るように決められています。
「イヤホンなら夜も聴ける」と思うと困ってしまうこともあります。入院前に、その病院の入院案内を確認しておくと安心です。
2. 散歩や外出に持ち歩くなら|パナソニック RF-P55
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| 製品名 | パナソニック RF-P55 |
|---|---|
| 特徴 | 縦型のポケットサイズ/らくらくチューニング |
| 電源 | 単3形乾電池×2本 |
| 大きさ・重さ | 幅6.7×奥行2.85×高さ11.7cm・111g |
| ワイドFM | 対応 |
| 価格(2026年7月時点) | 2,200〜3,000円 |
胸ポケットに入る縦型で、散歩のあいだも邪魔になりません
RF-P55は幅6.7センチ、重さ111gです。縦長なので、シャツの胸ポケットにすっと入ります。
外を歩きながら聴く場合も、イヤホンを使うことになります。周りの音が聞こえなくなると危ないので、片耳だけにするか、音量を控えめにしておくと安心ですね。
こちらもRF-P155と同じく、選局は自動で合わせてくれます。歩いている途中で電波が少しずれても、いちいち止まって直す必要がありません。
3. 寝室・枕元で聴くなら|パナソニック RF-2450
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| 製品名 | パナソニック RF-2450 |
|---|---|
| 特徴 | 直径10cmスピーカー(600mW)/光るダイヤルパネル/らくらくチューニング |
| 電源 | コンセント(AC100V)/単3形乾電池×4本 |
| 電池のもち | FM受信で約61時間・AM受信で約64時間 |
| ワイドFM | 対応 |
| 価格(2026年7月時点) | 5,400〜6,000円 |
大きなスピーカーなので、音量を上げなくても言葉がはっきり聞き取れます
枕元のラジオに求められるのは、ずばり音の聞き取りやすさです。
小さいラジオは、どうしてもスピーカーが小さくなります。すると音がこもって、ニュースの言葉が聞き取りにくくなります。音量を上げれば聞こえますが、今度は音が割れてしまいます。
RF-2450は直径10センチの大きなスピーカーを積んでいて、出力は600ミリワットあります。先ほどの携帯型が125ミリワットですから、5倍近い差があります。出典:パナソニック公式
電源は、コンセントと単3形乾電池4本のどちらでも使えます。普段はコンセントにつないでおいて、停電のときは電池に切り替えるという使い方ができます。
電池だけでもFMで約61時間もちます。目盛りが光るので、暗い寝室でも周波数が確認できます。
寝落ちしたときのタイマーについて
「聴きながら寝てしまっても自動で切れるように」と考える方は多いのですが、国内メーカーの現行機種で、おやすみタイマーがついた単機能ラジオはほとんど見当たりません。CDラジオまで広げると選択肢が出てきます。
電池のもちを考えると、つけっぱなしで朝まで鳴っていても、すぐに電池が切れてしまうわけではありません。
4. 防災・停電に備えるなら|東芝 TY-JKR6-W
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| 製品名 | 東芝 TY-JKR6-W |
|---|---|
| 特徴 | 暗いところで光る蓄光ボタン/ハンドストラップ付き/防水 |
| 電源 | 単4形乾電池×2本/手回し/USB充電 |
| 重さ | 約247g |
| ワイドFM | 対応 |
| 価格(2026年7月時点) | 6,700〜8,000円 |
手回しもUSBも乾電池も使えて247gと軽く、非常持ち出し袋に入れておけます
防災用のラジオには、手回し充電、太陽光充電、ライト、スマホへの給電、大きな音の出るサイレンといった機能がついています。
ただ、手回し充電については知っておいてほしいことがあります。
手回しで実際に電気を貯めようとすると、1分間に130回から180回のペースで回し続ける必要があります。これは、関節や筋力に不安のある方にはかなりの負担です。
ですから手回しは、ほかの手段が全部だめになったときの最後の手段と考えておくのが現実的です。防災の備えとしては、乾電池を多めに用意しておくほうが確実です。
TY-JKR6-Wは、手回しとUSBに加えて単4形乾電池2本でも動きます。247gと軽く、ボタンが暗いところで光る蓄光タイプなので、停電中でも手探りになりません。
防災用に買って押し入れにしまっておく場合、電池は必ず抜いて別に保管してください。
入れたままにしておくと液漏れを起こし、いざ停電したときに動かないということが起こります。中の金具がさびてしまうと、もう直りません。
年に一度、電池の期限を見る日を決めておくと安心です。
5. 家の中でながら聴きするなら|ソニー ICF-506
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| 製品名 | ソニー ICF-506 |
|---|---|
| 特徴 | 大型選局つまみ/持ち手つき/電波が合うと光る同調ランプ |
| 電源 | コンセント(アダプター付属)/単3形乾電池×3本 |
| 重さ | 約860g(電池を含む) |
| ワイドFM | 対応 |
| 価格(2026年7月時点) | 9,900〜11,500円 |
大きなつまみと持ち手がついていて、部屋を移動しながら使うのに向いています
家の中で家事をしながら、あるいは食卓で聴くなら、この機種が扱いやすいです。
つまみが大きく、指がかかりやすい形をしています。電波がぴったり合うと赤いランプが光るので、耳だけでなく目でも合わせられます。これは、聞こえに自信がなくなってきた方には心強い仕組みです。
持ち手がついているので、台所から居間へ持って移動するのも楽です。
重さは約860gと、この5台の中ではいちばんずっしりしています。ただ、その重さのおかげで、つまみを回すときに本体が動きません。軽いラジオだと片手で押さえないと回せないことがあるので、置いて使うなら重いほうが扱いやすい面もあります。
電源は単3形乾電池3本とコンセントの両方に対応しています。
音楽CDも聴きたいということでしたら、CDとラジオが一体になった機種を選ぶ方法もあります。
ボタンの大きさや操作のしやすさで選んだCDプレーヤーは、こちらで5台を比べています。
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ダイヤル式とボタン選局、高齢の親にはどっちが使いやすい?

ラジオの選局には、つまみを回して合わせるダイヤル式と、ボタンを押して合わせるデジタル式があります。
「昔ながらのダイヤルのほうが、親には馴染むはず」と考える方は多いと思います。ここ、実は少し注意が必要なところです。
ダイヤル式でつまずくのは、針が合わないことです。
ダイヤル式の良いところは、見ただけで使い方が分かることです。説明書を読まなくても、回せばいいと分かります。電源が入っていなくても、目盛りを見れば今どの局に合っているか分かります。
問題は、ぴったりの位置に合わせるのが難しいことです。
手が少し震えたり、指先の細かい動きが利かなくなったりすると、いちばんきれいに聞こえる位置で止められません。ザーザーという雑音が混じったまま、「まあいいか」と諦めてしまう。これが、ダイヤル式で起きるいちばん多いつまずきです。
ボタン式でつまずくのは、最初の設定です。
ボタン式は、押せば自動でぴったり合います。ずれることもありません。画面に局名や数字が出るので、今どこを聴いているかも一目で分かります。
こちらの問題は、最初の登録作業です。「どのボタンにどの局を入れるか」を決めて登録する作業は、説明書を読みながらメニューをたどることになります。ここで多くの方が挫折します。
では、どちらを選ぶのか?
実は、この2つの良いところを合わせた機種があります。今回ご紹介したパナソニックの3機種がそれで、見た目は昔ながらのダイヤル式なのに、中身はデジタルという作りになっています。
パナソニックはこれを「らくらくチューニング」と呼んでいます。商品の説明にはこう書かれています。
AFC(自動周波数制御)によりAMラジオの受信幅が広がり、チューニングの操作がかんたんになりました。
チューニングを厳密にしなくても、自動で最寄りの放送局に合わせます。また選局中ノイズを低減し、快適に聴くことができます。
出典:パナソニック「携帯ラジオ」
つまり、だいたいの位置まで回せば、あとは機械がぴったりに合わせてくれるということです。ダイヤル式の分かりやすさはそのままに、いちばんの弱点だった「針が合わない」問題が解消されます。
もしご自身や親御さんが、細かい設定は苦手だけれど機械の見た目は昔風がいい、という場合は、この仕組みのついた機種を選ぶのが近道です。
一方で、聴く局が最初から決まっていて、家族が設定してあげられるなら、ボタン式のプリセット機能も便利です。
プリセットというのは、よく聴く局をボタンに登録しておく機能のことです。一度登録してしまえば、あとは大きな数字のボタンを1つ押すだけで、その局が鳴ります。
高齢者が楽しめるラジオ番組
機械が届いたあと、「で、何を聴けばいいの?」となることがあります。せっかくなので、最初に合わせておくとよい局にも触れておきますね。
シニア世代によく聴かれているのは、NHKラジオ第1のニュースや生活情報、地域の話題、それに歌謡曲や演歌の番組です。
なかでもよく知られているのが、NHKラジオ第1の「ラジオ深夜便」です。深夜から早朝にかけて放送されている番組で、落ち着いた語り口と懐かしい曲が中心の構成になっています。
年齢を重ねると、夜中に目が覚めたり、朝早くに起きてしまったりすることが増えてきます。そういう時間に、静かに話しかけてくれる番組があるというのは、想像以上に心強いものです。深夜便が長く支持されている理由は、そこにあるようです。
ラジオを聴く習慣そのものも、シニア世代ではしっかり残っています。週に1回以上ラジオを聴く人の割合は、全体では26.9パーセントですが、50代以上に限ると38.3パーセントまで上がります。出典:文化放送(ACR/ex 東京50km圏)
もし家族が設定してあげられるなら、NHKラジオ第1と、親御さんのお住まいの地域のAM局を、最初に合わせておいてあげてください。それだけで、届いたその日から聴けます。
高齢者が使いやすいラジオのよくある質問
最後に、よくある疑問をまとめておきます。
入院中の高齢者におすすめのラジオは?
乾電池で動いて、ワイドFMに対応した、小さめの機種です。この記事でご紹介したパナソニックのRF-P155が、その条件に当てはまります。
理由は3つあります。病室ではコンセントが使えないことがあること、鉄筋の建物ではAMが入りにくいこと、そして荷物は軽いほうがよいことです。
イヤホンも一緒に持たせてあげてください。相部屋では必ず必要になります。
高齢者におすすめのラジオ番組は?
NHKラジオ第1が定番です。ニュース、天気、生活情報が一日を通して流れているので、これ1局あるだけで日常の情報はだいたい足ります。
そのほかでは、地域のAM局と、歌謡曲や演歌の番組がよく聴かれています。夜中に目が覚めることが多い方には「ラジオ深夜便」がおすすめです。
高感度のラジオで最強のものは?
「いちばん感度が良いラジオ」を探すより、ワイドFM対応の機種を選ぶほうが、結果的にきれいに聴けます。
感度というのは弱い電波を拾う力のことですが、AMの電波が建物にさえぎられている場合は、感度を上げても雑音ごと大きくなるだけです。FMで同じ番組を受け取るほうが、確実にきれいになります。
そのうえで感度を求めるなら、アンテナが大きい機種を選ぶことになります。据え置き型のほうが有利です。
プリセットって何?
よく聴く放送局を、ボタンに登録しておく機能のことです。
一度登録しておけば、次からはそのボタンを1つ押すだけで、その局にぴったり合った状態で鳴ります。つまみを回して合わせる必要がなくなります。
登録の作業だけは少し手順があるので、ご家族が設定してあげるのがおすすめです。それさえ済ませてしまえば、あとは押すだけになります。
イヤホンは必要?
入院するなら必要です。相部屋では、ほぼすべての病院でイヤホンの使用が求められます。有線タイプを指定している病院もあるので、無線のものではなくコードのついたものを選んでおくと確実です。
自宅で使うだけなら、イヤホンがなくても困りません。ただ、夜に聴くことがあるなら、あると家族に気兼ねしなくて済みます。
高齢者が使いやすいラジオおすすめ5選のまとめ
ラジオ選びは、機械の性能を比べる作業ではありません。どこで、どんなふうに使うのかを思い浮かべる作業です。
そこさえ決まれば、選ぶべき1台は自然に絞られます。届いたその日に聴けたなら、その選択は正解です。
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- つまみは大きさだけでなく回したときの重さも使いやすさを左右する
- 軽すぎるつまみは目的の局を通り過ぎてしまい雑音のままになりやすい
- 表示は70代以上なら大きくはっきりした数字のものを選ぶと読みやすい
- ワイドFMはAM放送をFMの電波でも流してくれる仕組みのこと
- 病院や鉄筋の建物ではAMの電波がさえぎられてほとんど入らない
- 2010年代前半までのラジオはワイドFMを受信できない設計になっている
- 入院に持ち込むなら乾電池式ならコンセントの制限を受けずに使える
- 病院の相部屋ではイヤホンの使用がほぼすべての病院で求められる
- 消灯後はイヤホンをしていても電源を切る決まりの病院が多い
- 機能が多い機種ほどボタンが小さくなり使われなくなりやすい
- らくらくチューニングはだいたいの位置まで回せば自動で合わせてくれる
- 手回し充電は毎分130回以上回し続ける必要があり負担が大きい
- 防災用に保管するときは電池を抜いておかないと液漏れで壊れる
- プリセットは家族が一度設定すればボタン1つで局が呼び出せる
- 最初にNHKラジオ第1と地域のAM局を合わせておくと届いた日から聴ける






