60歳以上の方でシニアナナコ(nanaco)カード切り替えを検討されている方に向けて、最新の手続き方法と重要な変更点について詳しく解説いたします。
シニアナナコカードへの切り替え方法や手数料について疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、シニアナナコカードの作り方から発行手数料の最新情報、そしてシニアナナコのメリットについて包括的にご紹介します。
また、nanacoモバイルアプリでの利用可否、iPhoneやAndroidでの対応状況、さらにシニアナナコが使える店舗の紹介やセブンイレブンやヨークベニマルでの活用方法についても詳しく解説いたします。
家族が使うことはできるのかといった利用上の注意点から、お得に活用する方法まで、シニアナナコに関する疑問を丁寧に解説していきます。
60歳以上の方がお得にお買い物を楽しめるよう、ぜひ最後までお読みください。
シニアナナコ(nanaco)カードへの切り替え方法は?
- シニアナナコ(nanaco)への切り替え方法【既存カードを持っている人向け】
- シニアナナコ(nanaco)カードの作り方と申し込み手順【新規につくる人向け】
- 65歳以上は発行手数料無料?
- nanacoモバイルアプリでシニアナナコは使える?
- ナナコ(nanaco)のiPhone・Android対応状況
- シニアナナコ(nanaco)を家族が使うことはできる?
シニアナナコ(nanaco)への切り替え方法【既存カードを持っている人向け】
実は、既存のnanacoカードからシニアナナコへの「切り替え」という手続きは現在利用できません。
以前はイトーヨーカドーでnanacoカードからシニアナナコカードへの無料交換サービスを実施していましたが、残念ながら、2025年2月28日をもってサービスは終了しています。
現在nanacoカードを持っている60歳以上の方がシニアナナコの特典を利用したい場合、新たにシニアナナコカードを「新規発行」する必要があります。
発行手数料は300円(税込)がかかり、既存カードの保有状況に関係なく同じ料金となります。
注意すべき点は、既存カードにチャージされている電子マネーや貯まっているnanacoポイントを、新しいシニアナナコカードに移すことができないということです。
なぜなら、それぞれのnanacoカードは独立した電子マネー口座として管理されているためです。
既存カードを持っている人には、以下の2つの方法があります:
方法1:既存カードを使い切ってから新規発行
現在のnanacoカードの残高とポイントを全て使い切ってから、シニアナナコを新しく作る方法です。こちらの方が管理がシンプルになります。
方法2:一時的に2枚併用する
先にシニアナナコを発行し、既存カードの残高がなくなるまで2枚を使い分ける方法です。シニアナナコの特典をすぐに利用したい方に適しています。
また、セブンカード・プラス(nanaco一体型)を持っている人は、「nanaco紐付型」に切り替えて、新しく発行したシニアナナコのカード番号を紐付け先として登録する方法もあります。
この場合、クレジットカードの特典とシニアナナコの割引特典を両方活用できる可能性があります。
参考リンク:イトーヨーカドー公式サイト(シニアナナコ)
シニアナナコ(nanaco)カードの作り方と申し込み手順【新規につくる人向け】

シニアナナコカードは、60歳以上の方なら誰でも申し込みできる便利な電子マネーです。ただし、どこでも作れるわけではないため、事前に申し込み場所を確認しておくことが大切になります。
シニアナナコカードを発行できるのは、以下のセブン&アイグループのスーパーマーケットのみです。
申し込み可能な店舗
- イトーヨーカドー
- ヨークマート
- ヨークフーズ
- ヨークプライス
注意点として、セブンイレブンでは支払いには使えますが、新規発行はできません。普段セブンイレブンをよく利用される方も、カードを作るときは上記のスーパーマーケットに足を運ぶ必要があります。
申し込み当日に必要なものは、年齢が確認できる本人確認書類です。運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど、生年月日が記載されている公的な書類を1点必要です。
また、申込書は必ずご本人が記入する必要があるため、代筆はできません。
申し込みの流れ
- 店舗のサービスカウンターで申込書を受け取る
- 必要事項を記入する(本人記入必須)
- 本人確認書類を提示する
- 発行手数料300円(税込)を支払う
- カードを受け取る
手続きにかかる時間は、申込書の記入から発行まで合わせて15分から30分程度となっています。ただし、店舗の混雑状況によってはもう少し時間がかかる場合もあります。
発行手数料は300円(税込)です。ただし、キャンペーン時には無料になる場合もあるため、申し込み前に各店舗で最新の情報を確認することをおすすめします。
もし細かい文字が見えにくい場合は、普段お使いの老眼鏡や書き慣れたペンを持参すると、申込書の記入がスムーズに進みます。
カードは発行されたその日からチャージして使い始めることができるため、すぐに電子マネーとしての便利さを実感できますよ。
シニアナナコの発行手数料はいくら?65歳以上は無料?
現在、シニアナナコカードの発行手数料は年齢に関係なく一律300円(税込)です。
以前は以下のようなサービスがありましたが、残念ながら現在はすべて終了しています。
- 65歳以上の人への無料発行
- nanacoカードからシニアナナコカードへの無料交換(2025年2月28日終了)
つまり、現在シニアナナコカードを作りたい場合は、60歳以上の人であれば誰でも、既存のnanacoカード保有の有無に関係なく、新規発行として300円(税込)の手数料が必要になります。
現在の料金体系
- 発行手数料:300円(税込)※年齢問わず
- 年会費:無料
- 既存カードからの交換:不可(2025年2月28日で終了)
ただし、店舗や時期によってはキャンペーンが実施されることもあります。例えば、イトーヨーカドーの特定の日(ハッピーデーなど)に申し込むと手数料が無料になる場合があるという情報もあります。
料金に関する最新情報は、店舗ごとに異なる運用をしている可能性があるため、変動することがあります。
確認方法
- 利用予定店舗のサービスカウンターに直接問い合わせる
- 各店舗の公式サイトで最新情報をチェックする
- nanacoお問い合わせセンター(0570-071-555)に電話する
たとえ300円の手数料がかかったとしても、シニアナナコの5%割引特典を考えると、6,000円程度のお買い物で元は取れる計算になります。長期的に見れば、手数料以上のメリットを享受できる可能性が高いですね。
最も確実なのは、実際に申し込みを予定している店舗で、その日の最新料金を確認することです。
nanacoモバイルアプリでシニアナナコは使える?

残念ながら、シニアナナコはカードタイプのみの提供となっており、nanacoモバイルアプリには対応していません。つまり、スマートフォンアプリでシニアナナコの機能を利用することはできないのが現状です。
通常のnanacoであれば、Android端末では「nanacoモバイル for Android」、iPhone端末では「Apple Payのnanaco」というモバイル版が用意されています。しかし、シニアナナコについては、これらのモバイル版でシニア向けの特典を受けることはできません。
利用できないモバイル機能
- nanacoモバイル for Android
- Apple Payのnanaco
- Google Payでのnanaco利用
この制限は、シニアナナコを利用したい方にとってデメリットの一つといえます。例えば、スマートフォンだけでお買い物に行きたい場合でも、シニアナナコカードを必ず持参する必要があります。
また、Apple PayやGoogle Payなどのスマートフォン決済に慣れている方も、シニアナナコの特典を受けるためには物理的なカードでの支払いが必要になります。
ただし、カードタイプにもメリットがあります。スマートフォンの電池切れや故障といったトラブルに影響されることなく、確実に支払いができる点です。
また、操作が苦手な方でも、レジでカードをかざすだけという簡単な方法で利用できますね。
もしモバイル決済の利便性も重視したい場合は、シニアナナコカードと併せて、通常のnanacoをモバイル版で併用するという方法も考えられます。
ただし、シニア向けの特典は物理的なシニアナナコカードでの支払い時のみ適用される点にご注意ください。
将来的には、技術の進歩やサービスの拡充により、シニアナナコもモバイル対応される可能性もありますが、現時点では具体的な予定は発表されていません。
ナナコ(nanaco)のiPhone・Android対応状況

nanacoのスマートフォン対応状況は、通常のnanacoとシニアナナコで大きく異なります。この違いを理解しておくことで、自分に適したnanacoを選ぶ参考になりますね。
通常のnanaco:スマートフォン対応あり
iPhoneユーザーの場合、「Apple Payのnanaco」が利用できます。これはiOS 15以上、Apple WatchはwatchOS 8以上のバージョンで対応しており、ウォレットアプリやnanacoアプリから簡単に設定できます。
Android端末では「nanacoモバイル for Android」というアプリが提供されています。おサイフケータイ機能がついたAndroid端末であれば、アプリをダウンロードしてすぐに利用開始できます。発行手数料も無料で、チャージやポイント交換もアプリ内で完結します。
シニアナナコ:スマートフォン対応なし
一方、シニアナナコはカードタイプでのみ提供されており、iPhone・Android問わず、スマートフォンアプリでの利用はできません。Apple PayやGoogle Payにも登録できないため、物理的なカードを持ち歩く必要があります。
対応状況の比較
- iPhone:通常nanaco(◯)、シニアnanaco(×)
- Android:通常nanaco(◯)、シニアnanaco(×)
- カードタイプ:通常nanaco(◯)、シニアnanaco(◯)
項目 | nanaco(通常) | シニアnanaco |
---|---|---|
年齢制限 | なし 誰でも作成可能 | 60歳以上限定 年齢確認書類が必要 |
発行手数料 | 300円 ※キャンペーン時無料の場合あり | 300円 ※キャンペーン時無料の場合あり |
年会費 | 無料 | 無料 |
発行場所 |
|
|
スマートフォン対応 |
| なし カードタイプのみ |
ポイント還元率 | 200円につき1ポイント (0.5%還元) | 200円につき1ポイント (0.5%還元) |
割引特典 | ハッピーデー 毎月8日・18日・28日イトーヨーカドーで5%OFF | ハッピーデー + シニア限定特典
|
月間割引回数 | 3回 (月3日間) | 5回 (月5日間) |
利用できる店舗 | nanaco加盟店 全国90万店舗以上 | nanaco加盟店 全国90万店舗以上 |
おすすめ対象 |
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|
この違いが生まれる理由として、シニアナナコが特定の年齢層を対象とした特別なサービスであることが挙げられます。
また、シニア層にとって物理的なカードの方が分かりやすく、安心して利用できるという配慮もあるかもしれません。
スマートフォンでの便利さを重視したい方は通常のnanacoを、イトーヨーカドーなどでの割引特典を重視したい60歳以上の方はシニアナナコを選ぶという使い分けが現実的です。
なお、両方を併用することも可能です。普段はスマートフォンの通常nanacoを使い、イトーヨーカドーの割引日にはシニアナナコカードを使うという方法もあります。
ただし、それぞれ独立した電子マネーとして管理されるため、残高やポイントは別々になるので注意しましょう。
シニアナナコ(nanaco)を家族が使うことはできる?
シニアナナコカードは、原則として発行者本人のみが使用できるカードです。
つまり、60歳未満のご家族が代わりに使うことは、規約上認められていません。
シニアナナコは年齢確認を経て発行される特別なカードであり、60歳以上の方向けの特典が付帯しています。そのため、本人以外の利用は想定されていないのが現状です。
シニアナナコ利用のルール
- 発行者本人のみ利用可能
- 60歳未満の家族による代理利用は不可
- 年齢確認を前提とした特別なサービス
ただし、実際の利用場面では、いくつかのパターンが考えられます。例えば、ご夫婦で一緒にお買い物に行き、どちらか一方がシニアナナコを持っている場合に、そのカードで支払いをするケースなどです。
このような本人が同伴している状況であれば、特に問題となることは少ないでしょう。
一方で、ご本人が体調不良などで買い物に行けない場合に、ご家族だけでシニアナナコを使用すると、特にイトーヨーカドーなどでシニア向けの割引特典を利用しようとした際に、年齢確認を求められる可能性があります。
注意が必要なケース
- シニアナナコデー(毎月15日・25日)での割引利用
- イトーヨーカドーなどセブン&アイ系列での特典利用
- 店員による年齢確認が行われる場合
もしご家族でシニア向けの特典を利用したい場合は、該当する年齢の方がそれぞれシニアナナコカードを発行することが最も確実な方法です。夫婦でそれぞれカードを持つことで、お互いが特典を活用できるようになります。
シニアナナコは本人利用が前提のカードであることを理解した上で、適切な範囲での利用を心がけることが大切です。
シニアナナコ(nanaco)カード切り替えのメリットとは?
- シニアナナコ(nanaco)のメリットと通常カードとの違い
- シニアナナコ(nanaco)が使える店
- セブンイレブンで活用する方法
- ヨークベニマルなど他の店舗での活用方法
- 毎月15日・25日の特別割引サービス
- シニアナナコ(nanaco)限定の優待特典について
シニアナナコ(nanaco)のメリットと通常カードとの違い

シニアナナコは通常のnanacoカードと基本的な機能は同じですが、60歳以上の方だけが利用できる特別な特典が付いている点が大きな違いです。
この特典の差が、カード選びの重要な判断材料になりますね。
シニアナナコ独自のメリット
最大の魅力は、イトーヨーカドーで毎月15日と25日に受けられる5%割引です。この「シニアナナコデー」では、食料品や衣料品など、ほとんどの商品が割引対象になります。さらに、通常のnanacoでも利用できるハッピーデー(毎月8日・18日・28日)の5%割引も併用できるため、月に合計5回も割引のチャンスがあります。
また、ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライスでは10%割引というさらにお得な特典も用意されています。これらの割引率を考えると、普段からセブン&アイ系列のスーパーマーケットを利用する方にとっては、非常に価値の高いカードです。
通常のnanacoとの主な違い
通常のnanacoカードは年齢制限がなく、セブンイレブンでも発行できますが、シニアナナコは60歳以上限定で、イトーヨーカドーなどのスーパーマーケットでしか発行できません。
また、通常のnanacoはスマートフォンアプリ(nanacoモバイルやApple Pay)に対応していますが、シニアナナコはカードタイプのみとなっています。
基本機能は共通
- ポイント付与率:200円につき1ポイント
- 使える店舗:nanaco加盟店全般
- チャージ方法:現金、クレジットカードなど
- ポイント交換:1ポイント=1円として利用可能
どちらを選ぶべき?
60歳以上でイトーヨーカドーやヨークマート系列をよく利用する方なら、シニアナナコの特典は魅力的です。月に1回でも割引日に6,000円程度のお買い物をすれば、300円の発行手数料は回収できる計算になります。
一方、スマートフォンでの便利さを重視したい方や、セブン&アイ系列をあまり利用しない方は、通常のnanacoの方が使いやすいかもしれません。
つまり、ライフスタイルや利用頻度に応じて選択することが大切です。場合によっては、両方を使い分けるという方法も考えられますね。
シニアナナコ(nanaco)が使える店
シニアナナコカードは、通常のnanacoと同じように全国のnanaco加盟店で利用できます。
全国に90万店舗以上あるnanaco加盟店なら、どこでもレジでカードをかざすだけで簡単に支払いができるため、日常生活のさまざまな場面で活用できます。
主要な利用可能店舗
コンビニエンスストアでは、セブンイレブン全店で利用可能です。また、イトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライスなどのスーパーマーケットでも使えます。
その他の店舗としては、西武・そごうなどの百貨店、デニーズなどのファミリーレストラン、かっぱ寿司やCoCo壱番屋などの専門店、さらにはマクドナルドやミスタードーナツといったファストフード店でも利用できます。
ドラッグストアではココカラファインやツルハドラッグ、家電量販店ではビックカメラやコジマ、ガソリンスタンドではENEOSなど、生活に密着した様々な業種で対応しています。
シニア特典が受けられる店舗
ただし、シニアナナコならではの特典(割引サービス)が受けられるのは、主にセブン&アイグループの店舗に限られます:
- イトーヨーカドー:毎月15日・25日に5%OFF
- ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス:10%OFF
- その他セブン&アイ系列での専門店特典
セブンイレブンでは、シニアナナコでの支払いは可能ですが、シニア向けの特別な割引特典はありません。
通常のnanacoポイント(200円につき1ポイント)が貯まる標準的なサービスとなります。
利用時の注意点
シニアナナコは物理的なカードでの支払いのみ対応しており、スマートフォンアプリでの利用はできません。そのため、お出かけの際は必ずカードを持参する必要があります。
また、シニア向けの割引特典を受けたい場合は、対象となる店舗や実施日を事前に確認しておくことが大切です。特にイトーヨーカドーでの5%OFFは毎月15日・25日限定ですので、この日を狙ってお買い物の計画を立てると効果的に活用できるでしょう。
シニアナナコは幅広い店舗で電子マネーとして使える利便性と、特定の店舗でのシニア向け特典という2つの価値を併せ持ったカードと言えます。
セブンイレブンで活用する方法

セブンイレブンでは、シニアナナコでもスムーズに支払いができます。ただし、イトーヨーカドーのような割引特典はないため、基本的には通常のnanacoと同じサービス内容になります。
しかし、いくつかの工夫をすることで、よりお得に活用することができますよ。
基本的なポイント獲得
セブンイレブンでシニアナナコを使うと、支払額200円(税抜)につき1nanacoポイントが貯まります。これは通常のnanacoと同じ還元率です。貯まったポイントは1ポイント=1円として次回のお買い物に利用できるため、こまめに使うことで実質的な節約につながります。
また、セブンイレブンでは定期的にキャンペーンが実施され、特定の商品を購入するとボーナスポイントがもらえることがあります。例えば、対象のお弁当やスイーツを買うと通常ポイントに加えて10ポイントや20ポイントが追加でもらえるといった内容です。
セブンマイルプログラムとの連携でポイント二重取り
セブンイレブンでの活用術として特におすすめなのが、セブンマイルプログラムとの連携です。これにより、nanacoポイントとは別にセブンマイルも同時に貯めることができます。
設定方法は以下の通りです:
- 7iDという共通会員IDを取得する
- 7iDアカウントにシニアナナコのカード番号を登録する
- セブンイレブンアプリをダウンロードして連携させる
この設定を行うと、セブンイレブンでシニアナナコで支払いをするたびに、nanacoポイントに加えてセブンマイルも自動的に貯まるようになります。
貯まったセブンマイルは、10マイル単位でnanacoポイントや電子マネーに交換できるため、実質的にポイント還元率がアップします。
効率的な活用のコツ
セブンイレブンを頻繁に利用する方は、アプリでお得な商品やキャンペーン情報をチェックする習慣をつけると良いでしょう。期間限定でポイント倍増キャンペーンや、特定商品の割引クーポンが配信されることもあります。
また、セブンカフェやセブンプレミアムなどのプライベートブランド商品は、キャンペーン対象になることが多いため、普段の買い物でこれらの商品を選ぶとポイントが貯まりやすくなります。
セブンイレブンでは大きな割引特典こそありませんが、日常的に利用する機会が多い分、ポイントやマイルをコツコツと貯めやすい環境と言えます。
特にセブンマイルプログラムとの連携は、手間をかけずに還元率を向上させる有効な方法なのでおすすめです。
ヨークベニマルなど他の店舗での活用方法
セブンイレブン以外のnanaco加盟店でも、シニアナナコを有効活用できます。
特にセブン&アイグループの店舗では、イトーヨーカドー以外でもシニア向けの特典が用意されている場合があります。
ヨークマート系列での大幅割引
ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライスでは、シニアナナコ利用者向けに10%割引というかなりお得な特典が提供されています。
この割引率はイトーヨーカドーの5%割引を上回るお得ぶりです。
ただし、実施日や対象商品、利用条件などの詳細については、各店舗で確認が必要です。店舗によって運用方法が異なる可能性があるためです。
お近くにこれらの店舗がある方は、サービスカウンターで最新の情報を聞いてみることをおすすめします。
ヨークベニマルでの利用について
ヨークベニマルでは、シニアナナコカードを電子マネーとして使うことはできます。ただし、イトーヨーカドーのような5%割引といったシニアナナコ独自の特典はありません。
その代わり、ヨークベニマルでは「ヨークベニマルシニアパスポート」という独自のシニア向けサービスを提供しています。
これは60歳以上の方が利用できるサービスで、特定日にご希望の商品3点を選んでお会計前にカードを提示すると、1割引きになる仕組みです。
ヨークベニマルシニアパスポートには利用条件や割引対象外商品もあるため、詳細については各店舗のサービスカウンターで確認しましょう。
場合によっては、両方のサービスを使い分けることで、より効果的にお得な買い物ができるかもしれません。
その他の主要加盟店での活用
デニーズやかっぱ寿司、CoCo壱番屋などの飲食店では、通常のnanaco利用と同様に200円につき1ポイントが貯まります。
これらの店舗では特別な割引はありませんが、外食時の支払いをスムーズにできる利便性があります。
ドラッグストアのココカラファインやツルハドラッグでも同様にポイントが貯まるため、日用品や薬の購入時に活用できます。
また、ビックカメラやコジマなどの家電量販店では、比較的高額な買い物でまとまったポイントを獲得するチャンスもあります。
効果的な活用のポイント
各店舗でキャンペーンが実施される場合があるため、店頭のポスターやアプリでの情報確認を習慣にするとお得にお買い物ができます。
特定の商品購入でボーナスポイントがもらえたり、期間限定で還元率がアップしたりすることもよくあります。
また、ガソリンスタンドのENEOSでは、給油2リットルにつき1ポイントという独自のポイント付与方式を採用しているため、車をよく利用する方には便利です。
つまり、シニアナナコは割引特典が受けられるセブン&アイ系列での利用が最もお得ですが、その他の加盟店でも日常的なポイント獲得ツールとして幅広く活用できるカードと言えます。
毎月15日・25日の特別割引サービス

シニアナナコの最大の魅力は、イトーヨーカドーで毎月15日と25日に受けられる5%割引サービスです。
この「シニアナナコデー」は、60歳以上の方だけが利用できる特別な特典で、食料品から衣料品まで幅広い商品が割引対象になります。
割引の基本情報
毎月15日と25日にイトーヨーカドーでお買い物をする際、シニアナナコカードを提示するか、シニアナナコで支払いをすると、レジで自動的に5%割引が適用されます。
「ほとんど全品」が対象となっているため、普段のお買い物がそのままお得になる仕組みです。
さらに嬉しいのは、通常のnanacoでも利用できるハッピーデー(毎月8日・18日・28日)の5%割引と併用できることです。
つまり、シニアナナコ会員なら毎月合計5回も割引のチャンスがあることになります。
例えば、月に4回、1回あたり5,000円のお買い物をした場合、250円×4回=1,000円の節約になります。年間では12,000円もの割引を受けられる計算です。
対象外商品にご注意
ただし、すべての商品が割引対象になるわけではありません。以下のような商品は割引対象外となります:
- 商品券・ギフト券などの金券類
- ビール・発泡酒・第3のビール
- タバコ
- 本・CD・ゲーム本体・ゲームソフト
- 専門店(テナント)の商品
- 一部ブランド商品や医薬品
- POSAカード・自動販売機の商品
これらの商品を購入予定の場合は、割引日以外に買った方が良い場合もあります。
支払い方法の制限
シニアナナコデーの割引を受けるためには、支払い方法にも注意が必要です。シニアナナコカードでの支払いはもちろん対象ですが、PayPayなどのコード決済では割引が適用されません。
また、他の割引クーポンとの併用ができない場合もあります。例えば、イトーヨーカドーアプリの5%OFFクーポンとシニアナナコの5%割引は同時に使えないため、どちらがお得かを比較して選ぶ必要があります。
効果的な活用方法
毎月15日と25日が近づいたら、冷蔵庫の中身や日用品のストックを確認して、まとめ買いの計画を立てると効果的です。
特に米や調味料、冷凍食品など日持ちする商品は、この日にまとめて購入すると家計の節約につながります。
ただし、割引目当てで不要な商品まで買ってしまうと本末転倒です。あくまで必要な商品を、お得な日に購入するという意識を持つことが大切ですね。
シニアナナコ(nanaco)限定の優待特典について
シニアナナコには、前述したイトーヨーカドーやヨークマート系列での割引以外にも、様々な優待特典が用意されています。
これらの特典を知っているかどうかで、シニアナナコの価値は大きく変わってきますよ。
専門店・テナントでの特別優待
過去には以下のような特典が実施されていました。毎月15日・25日のシニアナナコデーには、各専門店が独自の優待サービスを提供することも多いです。
ファッション関連
- aimerfeel:5%OFF
- JQ(ウィッグ専門店):ウィッグ商品10%OFF
- BREEZE:5%OFF
飲食・レストラン
- サンマルクカフェ:ポイント2倍
- Butter:ドリンクバー無料
- BAQET:お土産袋パン3個入りプレゼント
生活用品・雑貨
- ace.(エース):5%OFF
- PARTS CLUB:完成品アクセサリー20%OFF
- 212 KITCHEN STORE:1,080円以上購入で自店スタンプ1個
これらは過去の事例であり、現在の実施状況は店舗によって異なります。最新情報については、お買い物前に各店舗で確認してみましょう。
その他の付帯サービス
シニアナナコ会員向けには、期間限定のキャンペーンが実施されることもあります。例えば、一定金額以上の利用でnanacoポイントが追加で付与されたり、抽選でプレゼントがもらえたりする企画が開催される場合があります。
また、一部店舗では健康相談会や料理教室など、シニア層向けのイベントが開催され、シニアナナコ会員に優先的に案内されることもあります。
これらの情報は店頭掲示や店舗アプリで告知されることが多いため、定期的にチェックしてみると良いでしょう。
特典を最大限活用するコツ
①情報収集を習慣化する
店頭のポスターや掲示物、店舗アプリでの情報確認を習慣にすると、見逃していた特典を発見できる可能性があります。
②計画的な買い物スケジュール
毎月15日と25日を中心に、必要な商品の購入計画を立てることで、割引特典を無駄なく活用できます。
③専門店特典との組み合わせ
食料品の買い物ついでに、専門店の特典も確認することで、一度の外出でより多くのメリットを享受できます。
シニアナナコは単なる電子マネーだけでなく、シニア層向けのサービスが充実したお得なカードです。
これを機に入手を検討してみてはいかがでしょうか?
特典を上手に活用することで、日々の暮らしがより経済的で楽しいものになりますね。
シニアナナコ(nanaco)カード切り替え情報のまとめ
- シニアナナコは60歳以上限定で発行時は年齢確認書類が必要である
- 発行手数料は年齢に関係なく一律300円(税込)
- 年会費は無料で維持費用はかからない
- nanacoカードからの無料交換は2025年2月28日で終了している
- 既存カードの残高やポイントは新カードに移行できない
- 発行場所はイトーヨーカドー・ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライスに限定される
- セブンイレブンでは発行できないが支払いは可能である
- スマートフォンアプリには対応せずカードタイプのみ
- 基本ポイント還元率は200円につき1ポイントで通常nanacoと同じ
- イトーヨーカドーで毎月15日・25日に5%割引が受けられる
- ハッピーデー(8日・18日・28日)も利用でき月5回の割引機会がある
- ヨークマート系列では10%という高率割引が適用される
- 全国90万店舗以上のnanaco加盟店で電子マネーとして利用可能
- 本人以外の利用は原則禁止で家族の代理利用はできない
- 月1回6,000円の利用で発行手数料300円の元が取れる計算になる