「そろそろ北海道へ、旅行に行きたいな」と考えたとき、飛行機代を少しでもお得にできたら、旅の楽しみがもっと広がりますよね。
特に65歳以上の方なら、各航空会社が用意しているシニア割引の利用を考えない手はありません。
私の親もそうなのですが、時間に余裕ができたからこそ、思い立った時に気軽に出かけたい、という気持ちが強いようです。
中でも、北海道を拠点とする航空会社エアドゥには「DOシニア65」という、とても魅力的な割引制度があります。
ただ、いざ利用しようと思うと、「エアドゥのシニア割引の料金は具体的にいくらなの?」「JALやANAの飛行機が提供している65歳以上の割引とは、どう違うの?」といった疑問が次々と浮かんできます。
以前あったdoシニア60運賃やエアドゥ シニア60という言葉を聞いたことがある方は、その違いも気になるかもしれません。
この記事では、そんなあなたの疑問にすべてお答えします。
エアドゥの料金表2025年最新情報をもとに、気になる割引料金はもちろん、エアドゥの往復割引はどのくらいお得になるのか、予約方法から知っておくべき注意点まで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、あなたにぴったりの賢い空の旅の計画が、きっと見つかるはずです。
エアドゥのシニア割引料金を徹底解説
- エアドゥのシニア割引は65歳から
- 飛行機の65歳以上割引とは?他社との違い
- エアドゥ料金表2025年最新版
- エアドゥ札幌シニア割引料金の詳細
- 羽田新千歳エアドゥシニア料金まとめ
- エアドゥ往復割引はどのくらいお得?
エアドゥのシニア割引は65歳から
エアドゥの「DOシニア65」は、満65歳以上なら誰でも会員登録なしで利用できる、思い立ったが吉日の心強い味方です。

エアドゥが提供しているシニア向けの割引運賃は、「DOシニア65」という親しみやすい名称で知られています。
この名前の通り、搭乗する日に満65歳を迎えている方であれば、どなたでも利用できるのが最大のポイントです。
私の母も70歳を過ぎていますが、テレビで特集を見て急に「函館の朝市に行ってみたい」なんて、言い出すことがあります。
そんな時、この「DOシニア65」は本当に頼りになります。
事前に面倒な会員登録や複雑な手続きをすることなく、搭乗当日に空港へ行けば割引価格で航空券が手に入るのですから、これほど心強いことはありません。
この「当日限定」という仕組みは、実は航空会社側にもメリットがあるから成り立っています。
航空会社としては、出発直前まで空いている席を少しでも埋めて収益につなげたい、という思いがあります。
一方で、シニア層は平日に比較的時間を自由に使いやすい方が多いですよね。
この両者のニーズがうまく合致したのが、シニア向けの当日割引というわけです。
言わば、空席の有効活用とシニア層へのサービスが両立した、賢い仕組みと言えるでしょう。
ちなみに、以前は「DOシニア60」という60歳から利用できる制度もありましたが、現在は65歳以上を対象とした「DOシニア65」に統一されています。
帰省や観光、あるいは友人との再会など、さまざまな目的で北海道へ向かうシニア層にとって、この手軽でお得な制度は、旅への第一歩を力強く後押ししてくれる存在です。
飛行機の65歳以上割引とは?他社との違い
エアドゥのシニア割引の最大の魅力は「会員登録不要」という手軽さ

「シニア割引」と一言で言っても、その内容は航空会社によって大きく異なります。
ここでは、エアドゥの「DOシニア65」が、日本の二大航空会社であるJALの「当日シニア割引」やANAの「スマートシニア空割」と比べて、どのような特徴を持っているのかを詳しく見ていきましょう。
違いを知ることで、ご自身の旅行スタイルに最適な航空会社を選ぶ手助けになるはずです。
項目 | エアドゥ | JAL | ANA |
---|---|---|---|
運賃名称 | DOシニア65 | 当日シニア割引 | スマートシニア空割 |
会員登録 | 不要 | 必要 (JALマイレージバンク) | 必要 (ANAマイレージクラブ) |
年齢確認 | 当日空港で 公的書類提示 | 事前に 年齢登録必要 | 事前に 年齢登録必要 |
予約可能時期 | 当日のみ | 当日のみ | 当日のみ |
キャンセル料 (出発前) | 運賃の5% | 運賃の約50% ※要確認 | 運賃の約5% |
座席指定 | 無料 | 一部有料 | 一部有料 |
路線網 | 北海道中心 (11路線) | 全国 (国内線全般) | 全国 (国内線全般) |
3社のシニア割引、最大の違いは「会員登録」の有無!
- エアドゥ:会員登録は一切不要。当日、年齢がわかる公的書類さえあればOK。
- JAL・ANA:それぞれのマイレージプログラムへの事前入会と、年齢確認登録が必須。
この「会員登録が不要」という点は、エアドゥのシニア割引が持つ、他社にはない圧倒的なアドバンテージです。
パソコンやスマートフォンの操作があまり得意ではなく、「Webで会員登録」と聞くだけで「なんだか面倒そうだ…」と敬遠してしまう方も多いですよね。
運転免許証一つを持って空港に行けば割引が受けられるエアドゥは、心理的なハードルが格段に低いと言えます。出典:AIRDO公式サイト
もちろん、JALの会員になることにも、マイルが貯まったり、搭乗履歴が管理しやすかったりといったメリットはあります。出典:JAL公式サイト
ANAの会員になる場合も同様です。出典:ANA公式サイト
ただ、「年に1、2回、気軽に乗りたいだけなのに…」という方にとっては、エアドゥの手軽さがより魅力的に映るかもしれませんね。
見過ごせない「キャンセル料」の違い
もう一つ、非常に重要な違いがキャンセル時の手数料です。
シニアの旅行は、ご自身の体調や天候など、予期せぬことで予定が変わることも少なくありません。
そんな時に備えて、キャンセル料の規定は必ず確認しておきましょう。
ポイント
- ANA
出発前のキャンセル手数料は運賃の約5%と、比較的良心的な設定です。 - JAL
公式サイト上の規定では、出発前のキャンセル手数料が税抜運賃額の「約50%相当額」と定められており、非常に高額になる可能性があります。
この規定は変更される可能性もあるため、JALのシニア割引を検討する際は、予約前に必ずご自身で最新のキャンセル規定を公式サイトにて確認することが重要です。 - エアドゥ
出発前のキャンセル手数料は運賃の5%相当額と、ANAと同水準です。
例えば、20,000円の航空券をキャンセルする場合、エアドゥやANAなら手数料は約1,000円(+払戻手数料)で済みますが、JALの規定通りだと10,000円近くを失う可能性があるのです。
この差は、万が一のことを考えると無視できません。
予定が流動的な方にとっては、このキャンセル規定が航空会社選びの決定的な要因になることも十分に考えられます。
このように、同じ「シニア割引」という名前でも、手続きの手軽さからリスク管理まで、中身は全く異なります。
ご自身の性格や旅行のスタイルを考えながら、最適な一枚を選んでくださいね。
エアドゥ料金表2025年最新版
時期によって料金が変わる「DOシニア65」の最新価格をしっかり確認しましょう。

さて、いよいよ気になる料金についてです。
エアドゥでは、すでに2025年3月30日から10月25日搭乗分までの「DOシニア65」の料金を公式に発表しています。
旅行の計画を立てる上で、まずこの料金表を眺めてみるのが一番の近道です。
この料金表を見ると、「通常期」と「多客期」という二つの言葉が出てきます。これは一体どういう意味なのでしょうか。
- 通常期
いわゆるオフシーズンです。
比較的旅行者が少なく、落ち着いて旅を楽しめる時期で、料金も安く設定されています。 - 多客期
ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始など、多くの人が旅行に出かける、いわゆる繁忙期のことです。
この時期は需要が高まるため、料金も通常期より少し高めに設定されています。
それでは、具体的な料金を下の表で見ていきましょう。
路線 | 通常期 運賃 | 多客期 運賃 | 差額 |
---|---|---|---|
札幌(新千歳) = 東京(羽田) | 15,000円 | 18,000円 | +3,000円 |
札幌(新千歳) = 仙台 | 13,400円 | 17,000円 | +3,600円 |
札幌(新千歳) = 名古屋(中部) | 16,000円 | 18,500円 | +2,500円 |
札幌(新千歳) = 神戸 | 16,000円 | 18,500円 | +2,500円 |
札幌(新千歳) = 福岡 | 17,000円 | 21,000円 | +4,000円 |
旭川 = 東京(羽田) | 15,000円 | 18,000円 | +3,000円 |
女満別 = 東京(羽田) | 15,000円 | 18,000円 | +3,000円 |
釧路 = 東京(羽田) | 15,000円 | 18,000円 | +3,000円 |
帯広 = 東京(羽田) | 15,000円 | 18,000円 | +3,000円 |
函館 = 東京(羽田) | 13,400円 | 17,000円 | +3,600円 |
函館 = 名古屋(中部) | 16,000円 | 18,500円 | +2,500円 |
上記の料金は消費税込みの片道運賃です。
これに加えて、羽田空港や新千歳空港など、一部の空港を利用する際には、空港の施設利用料(旅客施設使用料)が数百円程度上乗せされます。
最終的な支払額は、予約時に必ず確認するようにしてくださいね。
例えば函館-東京線は通常期なら13,400円と、かなりお得感があります。
普通運賃なら数万円はする区間ですから、この価格は破格と言ってもいいかもしれません。
ご自身の行きたい場所と時期を照らし合わせながら、賢く旅行プランを練ってみてください。
エアドゥ札幌シニア割引料金の詳細
北海道の拠点・札幌(新千歳)発着便は料金も魅力的

北海道旅行といえば、やはり札幌を拠点に考える方が多いのではないでしょうか。
新千歳空港は北海道最大のハブ空港であり、ここから道内各地へのアクセスも便利です。
そんな重要拠点である札幌(新千歳空港)を発着する便の「DOシニア65」の料金を、もう少し詳しく見ていきましょう。
この割引を使えば、普段はなかなか足が向かないかもしれない遠方の都市へも、気軽に出かけられるようになります。
札幌(新千歳)発着路線の「DOシニア65」料金
- 東京(羽田):通常期 15,000円 / 多客期 18,000円
- 仙台:通常期 13,400円 / 多客期 17,000円
- 名古屋(中部):通常期 16,000円 / 多客期 18,500円
- 神戸:通常期 16,000円 / 多客期 18,500円
- 福岡:通常期 17,000円 / 多客期 21,000円
特に注目したいのが、札幌-福岡線です。
通常期であれば17,000円で、日本の北から南へひとっ飛びできてしまいます。
「北海道の美味しい海の幸を味わった後は、九州で本場の豚骨ラーメンを」なんて、夢のようなグルメ旅も、この料金なら現実味を帯びてきますね。
また、意外と狙い目なのが札幌-仙台線です。
通常期は13,400円と、東京線よりも安く設定されています。
東北と北海道を組み合わせた周遊旅行を計画してみるのも、面白いかもしれません。
例えば、まず仙台へ飛んで松島や平泉を観光し、その後、新幹線で北上して函館から北海道に入り、最後は新千歳から帰る、といった壮大なプランも考えられます。
シニア割引を上手に使えば、そんな自由な旅の組み立てが可能になるのです。
羽田・新千歳エアドゥシニア料金まとめ
日本の大動脈、羽田-新千歳線。
シニア割引なら、普通運賃の半額以下になることも珍しくありません。
数ある路線の中でも、やはり最も利用者が多く、ビジネスから観光まで絶大な需要を誇るのが、東京(羽田)と札幌(新千歳)を結ぶ路線です。
この日本の大動脈とも言える路線で、「DOシニア65」がどれほどの威力を持つのか、改めて確認しておきましょう。
料金は、通常期で15,000円、そして多客期で18,000円です。
この路線の普通運賃は、時期によっては片道で40,000円を超えることもあります。
それを考えると、シニア割引を使えば、普通運賃の半額以下、場合によっては3分の1程度の価格で搭乗できる計算になります。
これは驚異的な割引率と言えるでしょう。
私の友人のご両親は東京在住ですが、札幌に住むお孫さんに会うために、年に何度もこの路線を利用しています。以前は少しでも安い早割チケットを探して数ヶ月前から予定を立てていたそうですが、「DOシニア65」を知ってからは、「天気の良い日を狙って、明日行こうか」という気軽なスタイルに変わったそうです。
急な帰省や、ふと思い立った週末の小旅行など、この価格ならフットワークも軽くなりますね。
首都圏にお住まいの方にとって、北海道がぐっと身近に感じられるようになる、魔法のようなチケットです。
エアドゥ往復割引はどのくらいお得?
料金だけ見れば「DOシニア65」の圧勝。でも、「事前の安心」を買うなら往復割引も選択肢の一つです。

当日予約の「DOシニア65」は魅力的だけど、やはり「満席で乗れなかったらどうしよう…」という不安は残りますよね。
特に、絶対に外せない用事がある場合は、事前に席を確保しておきたいものです。
そんな時に候補となるのが、エアドゥの「北海道発往復運賃」などの往復割引です。
では、この往復割引と「DOシニア65」を往復で利用するのとでは、一体どちらがお得なのでしょうか。
といっても、これはもう、はっきりしています。
料金の安さだけを比べるなら、「DOシニア65」を2回(往復分)利用する方が、圧倒的に安くなります。
具体的な金額で比較してみましょう。
例えば、通常期に東京-函館間を往復するケースを想定します。
- 「DOシニア65」を往復で利用した場合
片道13,400円 × 2 = 合計 26,800円 - 「北海道発往復運賃」を利用した場合
例えば、札幌〜東京間の往復運賃が4万円近くになるケースもあります。
こうした通常価格と比べると、シニア割引では1万円以上お得になることもあります。
ただし、運賃は時期や予約のタイミングで大きく変動するため、必ずご自身の旅程で最新の価格をご確認ください。
なぜこれほど価格が違うのかというと、それぞれの運賃の成り立ちが根本的に異なるからです。
「北海道発往復運賃」は、あくまで正規の片道運賃を基準とした割引です。
一方、「DOシニア65」は、シニア層という特定の顧客に向けた、より割引率の高い戦略的な特別運賃です。
「価格」を取るか、「安心」を取るか
ただし、忘れてはいけないのが「DOシニア65」の最大のリスク、つまり「当日、空席がなければ利用できない」という点です。
往路は運良く乗れても、復路で満席だったら…と考えると、少し不安になりますよね。
ここでの選択は、まさに「価格」と「安心」のトレードオフです。
もし、結婚式への出席や法事など、日程の変更が絶対に許されない旅行であれば、10,000円の価格差を「座席を確保するための保険料」と割り切り、事前に往復割引を購入するのが最も賢明な判断と言えるでしょう。
逆に、日程に柔軟性があり、「もし満席なら、もう一泊して明日帰ろう」と考えられるような自由な旅であれば、「DOシニア65」を狙うことで、旅の費用を大幅に節約できます。
ご自身の旅行の性質をよく考えて、最適な選択をしてくださいね。
エアドゥのシニア割引料金|申込みと注意点
- DOシニア65と早割どっちが安い?
- エアドゥシニア割引の予約方法を解説
- DOシニア65申込みに必要な書類と年齢確認方法
- 座席指定は可能?追加料金とキャンセル料
- エアドゥシニア割引が使えない路線
- エアドゥシニア割引のデメリットと注意点
DOシニア65と早割どっちが安い?
「価格の早割」か「自由のシニア割」か。旅のスタイルで選びましょう。

航空券を安く手に入れる方法として、多くの方が真っ先に思い浮かべるのが「早割」ではないでしょうか。
エアドゥにも「AIRDOスペシャル」という名称で、搭乗日の75日前、55日前…といった具合に、早く予約するほど割引率が高くなる運賃があります。
では、この早割と、当日予約の「DOシニア65」では、最終的にどちらがお得になるのでしょうか。
答えは、あなたが旅に何を求めるか、つまり「絶対的な価格の安さ」と「予定変更の自由度」のどちらを優先するかによって決まります。
一般的に、価格だけを見れば、数ヶ月前から予約する「AIRDOスペシャル」のような早割運賃が最安値になるケースがほとんどです。
しかし、この安さには大きな代償が伴います。それが、厳しい「制約」です。
早割運賃の知っておくべきリスク
- 予約の変更は一切不可
一度予約したら、便の時間をずらすといった変更はできません。 - 高額なキャンセル料
もし予定が変わってキャンセルする場合、非常に高い手数料がかかります。
たとえば「AIRDOスペシャル21」のような早期割引運賃では、出発日が近づいてからのキャンセルに対し、運賃の数十%が手数料として差し引かれる場合があります。
予定が確定している場合に利用するのがおすすめです。
例えば15,000円の早割チケットをキャンセルしたら、かなりの金額が手元に戻ってこない計算になります。
これはかなり痛い出費ですよね。
チケットを取ったものの、直前に体調を崩してしまい、泣く泣く高額なキャンセル料を支払うことに。。。というケースも考えられます。
一方で「DOシニア65」は、早割よりは数千円高くなるかもしれませんが、キャンセル料は運賃の5%程度と比較的安価です。
何より、当日に購入できる商品のため、高額なキャンセル料を支払うリスクそのものを回避できるのが最大の強みです。
あなたはどっちのタイプ?運賃選びのヒント
- 早割がおすすめな人
旅行計画が数ヶ月前から完全に固まっており、キャンセルする可能性が限りなくゼロに近い「計画重視」の方。
結婚式や法事など、日程が動かせないイベントへの参加に最適です。 - DOシニア65がおすすめな人
旅行に行くかどうかを直前まで決めたい、天候や自分の体調を見て判断したい「自由・柔軟性重視」の方。
たとえチケット代が少し高くても、キャンセルリスクを避けられる価値は大きいです。
どちらが良い・悪いということではありません。
ご自身の旅のスタイルと、どこまでリスクを許容できるかを天秤にかけて、最適な一枚を選んでくださいね。
エアドゥシニア割引の予約方法を解説
Web予約なら深夜0時から、空港なら思い立った時に。あなたのスタイルに合わせて、2つの予約方法から選べます。

「よし、DOシニア65を使ってみよう!」と決めたら、次はいよいよ予約です。
予約方法は大きく分けて2つあり、エアドゥの会員サービス「My AIRDO」に登録しているかどうかで手順が少し変わります。
どちらも決して難しくはないので、ご自身がやりやすいと感じる方法を選んでみてください。
生年月日確認登録は済んでいますか?
Web予約可能
便を検索・予約
コンビニで支払い
カウンターへ
(運転免許証など)
その場で購入
お得に搭乗完了!
【おすすめ】My AIRDO会員で、生年月日確認登録済みの方(Web予約)
この方法が最もスムーズで、座席を確保できる可能性も高いためおすすめです。
事前にMy AIRDO(無料)に会員登録し、空港カウンターで一度だけ生年月日の確認を済ませておくと、搭乗日当日の深夜0時になった瞬間から、自宅のパソコンやスマートフォンで予約・購入ができます。
Web予約の簡単4ステップ
- エアドゥ公式サイトで便を検索
搭乗日当日になったら、エアドゥの公式サイトにアクセスします。
トップページで出発地、到着地、搭乗日、人数を入力して検索ボタンを押します。
この時、往復ではなく「片道」を選ぶのがポイントです。 - 「その他運賃」から「DOシニア65」を選択
検索結果の画面には、最初はいろいろな運賃が表示されていますが、まだシニア割引は見えません。
画面の中にある「その他運賃」というボタンを探してクリックしてください。
すると、お目当ての「DOシニア65」の料金と、△(残りわずか)や数字(残席数)といった空席状況が表示されます。 - 希望の便を選んで予約・購入へ
乗りたい便の「DOシニア65」を選んだら、画面の案内に従ってログインし、予約と支払いを完了させます。
支払いはクレジットカードのほか、コンビニ払いも選べるので便利です。 - 予約完了!オンラインチェックインも可能
予約が完了したら、預ける荷物がなければ、そのままオンラインで搭乗手続き(オンラインチェックイン)ができます。
搭乗券の代わりになるQRコードが発行されるので、当日は空港のカウンターに寄る必要なく、直接保安検査場へ向かえます。
これは本当にスムーズですよ。
My AIRDO会員ではない方(空港カウンターでの購入)
「Webでの手続きはやっぱり苦手…」という方や、会員登録をしたくないという方でも大丈夫です。
搭乗日当日に、直接空港のエアドゥカウンターへ行けば購入できます。
この方法は、旅行の途中で急に飛行機に乗ることになった場合などにも便利です。
ただし、カウンターに着いた時点で希望の便が満席になっている可能性もあることは、頭に入れておきましょう。
空港カウンターでの購入手順
- 搭乗日当日に空港のエアドゥカウンターへ
空港に着いたら、まずエアドゥのカウンターを探します。 - 係員に申し出て、公的書類を提示
カウンターの係員に「DOシニア65で〇〇行きの便に乗りたい」と伝えます。
その際、年齢が確認できる公的書類(運転免許証や健康保険証など)の提示を求められるので、すぐに取り出せるように準備しておきましょう。 - 空席があればその場で購入
希望の便に空席があれば、その場で航空券の代金を支払い、購入完了です。
豆知識
特に連休などの混雑が予想される日は、深夜0時の予約開始と同時に席が埋まり始めることもあります。
確実に予約を取りたい場合は、事前に「My AIRDO」に会員登録し、生年月日確認などを済ませておくとスムーズです。
DOシニア65申込みに必要な書類と年齢確認方法
「免許証や保険証の原本」を用意しましょう。一度登録すれば、次からは当日にWeb予約が可能です。

「DOシニア65」を利用する上で、避けては通れないのが年齢確認です。
これは、割引が正しく対象者に提供されるための大切な手続きなので、必要なものをしっかり準備しておきましょう。
でも、心配はいりません。手続きはとてもシンプルです。
まず、絶対に忘れてはならないのが、生年月日が記載された公的書類の「原本」です。
うっかりコピーを持って行ったりすると、割引が受けられなくなってしまいます。
財布やカードケースに、いつも入れている本人確認書類を持って行けば間違いありませんね。
年齢確認に使える公的書類リスト
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 健康保険証
- 後期高齢者医療被保険者証
- パスポート
- マイナンバーカード(表面のみでOK)
- 住民票(発行日から6ヶ月以内のもの)
- 年金手帳
- 介護保険被保険者証
さて、この書類をいつ、どこで提示するのかは、My AIRDO会員かどうかで変わってきます。
- My AIRDO会員になる方(おすすめ)
Web予約をスムーズに行うために、ぜひ済ませておきたいのが「生年月日確認登録」です。
これは、初めて「DOシニア65」を利用する前に、一度だけ空港のカウンターで行う手続きです。
カウンターで「生年月日確認登録をお願いします」と言って、上記の公的書類を提示すれば、係員の方が情報を登録してくれます。
この一度の手間さえかければ、2回目以降は面倒な本人確認は一切不要になり、Webだけで全ての予約手続きが完結するようになります。 - My AIRDO会員ではない方
会員登録をしない場合は、シンプルです。
航空券を購入するたびに、毎回空港のカウンターで公的書類を提示して、年齢確認を受ける必要があります。
毎回の手間はかかりますが、Web手続きが苦手という方には、こちらの方法が分かりやすいかもしれません。
実は、もう一つ裏技的な方法があります。
それは、クレジット機能が付いた「AIRDOカード」を持つことです。
このカードは、入会申し込みの際に本人確認・年齢確認が済んでいるため、カード会員になっているだけで「生年月日確認登録」が完了している扱いになります。
頻繁にエアドゥを利用する方なら、検討してみる価値はあるかもしれませんね。
座席指定は可能?追加料金とキャンセル料
エアドゥは座席指定が無料なのが嬉しいポイント。でも、予約変更不可というルールはしっかり覚えておきましょう。

航空券の価格と同じくらい気になるのが、座席指定のルールや、万が一の時のキャンセル料ですよね。
特にLCC(格安航空会社)を利用したことがある方は、「座席を指定したら、結局高くなってしまった…」という経験があるかもしれません。
その点、エアドゥは非常に良心的です。
座席指定は嬉しい「無料」!
エアドゥの大きな魅力、それは運賃の種類に関わらず、座席指定に追加料金が一切かからないことです。
もちろん、「DOシニア65」で予約した場合も、無料で好きな席を選ぶことができます。
「窓から景色を眺めたい」「トイレに行きやすいように通路側がいい」といった希望を、追加料金を気にすることなく叶えられるのは、本当にありがたいですよね。
さらに、航空会社によっては、最前列や非常口近くなど、足元にゆとりのある席を無料で選べる場合もあります。
ただし、座席指定のルールは航空会社によって異なるため、予約時に確認することをおすすめします。
長時間のフライトや高齢者の方にとっては、この少しのスペースの差が、体の疲れを大きく左右します。
ただし、足元が広いといっても、非常口座席の利用には、安全上の理由からいくつかの条件があります。
満15歳以上であることや、緊急時に乗務員の指示に従って脱出の援助ができることなどが求められます。
予約時に画面で同意事項を確認する必要があるので、しっかり読んでから指定するようにしましょう。
予約の変更・キャンセルは要注意
手厚いサービスの一方で、ルールが厳しいのが予約の変更です。
「DOシニア65」で購入した航空券は、理由を問わず、予約の変更(便の時間をずらすなど)は一切できません。
もし予定が変わってしまった場合は、一度予約を「払い戻し(キャンセル)」してから、希望の便を新しく予約し直すという手順を踏む必要があります。
そして、この払い戻しには、残念ながら手数料がかかります。
払い戻しにかかる手数料の内訳
- 払戻手数料
航空券1枚(1区間)につき、一律で440円かかります。 - 取消手数料
予約した便の出発時刻までに手続きをすれば、運賃の5%相当額がかかります。
例えば、15,000円の航空券を出発前にキャンセルする場合、取消手数料として750円(15,000円の5%)、そして払戻手数料として440円、合計で1,190円が必要になります。
この金額を高いと見るか安いと見るかは人それぞれですが、ルールとして覚えておくことが大切です。
そして、最も注意したいのが、予約便の出発時刻を過ぎてしまうと、取消手数料が運賃の100%になってしまうことです。
つまり、1円も戻ってこなくなります。空港へ向かう交通機関の遅延なども考えられるので、時間には十分すぎるほどの余裕を持って行動したいですね。出典:AIRDO公式サイト
エアドゥシニア割引が使えない路線はある?
心配ご無用!「DOシニア65」はエアドゥが飛ぶすべての路線で利用可能です。
「こんなにお得な割引、もしかしたら使える路線が限られているんじゃないの?」と、少し心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
特に、地方の空港を利用される方は、ご自身の使いたい路線が対象かどうか気になりますよね。
でも、その心配は全く必要ありません。
結論から言うと、「DOシニア65」が使えない路線は、一つもありません。
このシニア割引は、エアドゥが運航している国内の全路線で利用できるように設定されています。
つまり、エアドゥの飛行機が就航している場所であれば、どこへ行くにもこのお得な運賃の対象になるのです。
「北海道の翼」という愛称の通り、北海道の各地と日本の主要都市をしっかり結んでいるのがわかりますね。
例えば、道東の女満別や釧路といった、少しマニアックかもしれないけれど自然豊かな魅力あふれる場所へも、この割引を使ってお得に旅することができます。
釧路湿原でタンチョウを見るなんてことも、「DOシニア65」を使えば、すぐに実現できるかもしれませんね。
問題は「路線」ではなく、あくまで「搭乗日当日に、その便に空席があるかどうか」という点だけです。
行きたい場所が対象外ということはないので、安心して旅行の計画を立ててくださいね。
エアドゥシニア割引のデメリットと注意点
「当日満席」と「変更不可」が二大ハードル。この注意点はしっかり理解しておきましょう。

このお得な割引を後悔なく、そして上手に使いこなすためには、事前にデメリットや注意点をしっかり理解しておくことが何よりも大切です。
ここで挙げるポイントを頭に入れておけば、「こんなはずじゃなかった…」という失敗を防ぐことができるでしょう。
当日予約限定だから「満席のリスク」は常に存在する
これが「DOシニア65」の最大のデメリットであり、利用する上での一番のハードルです。
この割引は、あくまで搭乗日当日に空席がある場合にのみ提供される「おこぼれ」のようなもの。
そのため、ゴールデンウィークやお盆、年末年始はもちろん、週末や連休など、多くの人が移動する日には、朝の時点で希望の便がすでに満席になっていることも珍しくありません。
3連休の初日に「DOシニア65」で帰省しようと思い、朝からWebサイトをチェックしていたものの、どの便も満席で結局その日の搭乗を諦めたなんて可能性もあります。
「絶対にこの日に移動しなければならない」という、日程の変更が許されない旅行には、残念ながらこの運賃は不向きです。
あくまで「乗れたらラッキー」くらいの気持ちで構えるのが、精神衛生上も良いかもしれません。
一度決めたら後戻りできない「予約変更不可」のルール
前にも触れましたが、これは本当に重要なルールなので、もう一度確認しておきましょう。
「DOシニア65」で購入した航空券は、予約の変更が一切できません。
例えば、「午前中の便を予約したけど、もう少しゆっくりしたくなったから午後の便に変えたい」といった変更は不可能です。
もし変更したい場合は、予約済みの航空券を手数料を支払ってキャンセルし、改めて希望の便を予約し直す必要があります。
もし、新しい便も満席だったら、目も当てられません。
予約ボタンを押す前には、フライトの時間を何度も確認する慎重さが必要です。
その他の知っておきたい注意点
- 同行者は割引の対象外
「DOシニア65」は、満65歳以上の方ご本人のみが対象です。
例えば、66歳のご主人と64歳の奥様で旅行する場合、ご主人はシニア割引を使えますが、奥様は別の運賃(普通運賃や早割など)で航空券を購入する必要があります。
予約も別々に行うことになるので、隣同士の席を確保したい場合は、予約後すぐに座席指定をしておきましょう。 - JALやANAに比べると路線網は限定的
エアドゥは北海道に特化した航空会社です。
そのため、北海道関連の路線は非常に充実していますが、「北海道から沖縄へ行きたい」といった、北海道が絡まない路線は運航していません。
日本中を旅したいという方にとっては、JALやANAの全国ネットワークの方が便利に感じる場面もあるでしょう。 - マイルを貯めている人は要注意
「DOシニア65」を利用した場合、ANAのマイルは積算されません。
その代わりに、エアドゥ独自のポイントプログラムである「My AIRDOポイント」が貯まります。
このポイントは、次回のエアドゥ搭乗時に運賃の割引として使えたり、特典航空券に交換できたりします。
ANAマイルを一生懸命貯めているという方は、この点を考慮する必要がありますね。
これらのデメリットを理解し、「自分の旅のスタイルには合っているな」と判断できたなら、「DOシニア65」はあなたの旅を何倍も豊かで自由なものにしてくれる、最高のツールになるはずです。
確実性を求める方は早割や往復割引も検討を
せっかくエアドゥのシニア割引で北海道にお得に行けるなら、現地での観光プランも考えておきたいですよね。
特に札幌観光では、体力に不安がある方でも楽しめるよう、歩く距離を最小限に抑えた観光モデルコースをこちらでご紹介しています。
バリアフリー対応の施設や、体力レベル別のプランなど、シニアの方が安心して楽しめる情報が満載です。
エアドゥのシニア割引料金2025年|本当にお得?長所短所【記事まとめ】

- エアドゥのシニア割引は「DOシニア65」という名称
- 対象は搭乗日に満65歳以上の方
- JALやANAと違い、事前の会員登録は不要
- 搭乗日当日に空席があれば予約・購入が可能
- 年齢確認のため、運転免許証などの公的書類の原本が必要
- 2025年の料金は「通常期」と「多客期」で異なる
- 羽田-札幌線は通常期15,000円、多客期18,000円
- 料金の安さでは、事前の往復割引より「DOシニア65」の往復利用が圧倒的にお得
- 価格の安さをとるなら早割、予定の自由度をとるなら「DOシニア65」がおすすめ
- 予約方法はWeb(要My AIRDO登録)と空港カウンターの2種類
- Web予約は搭乗日当日の深夜0時から可能で、座席確保に有利
- 運賃にかかわらず、座席指定は無料でできる
- 足元の広い最前列や非常口座席も無料で指定可能
- 予約の変更は一切できず、キャンセルには所定の手数料がかかる
- エアドゥが運航する全ての国内線で利用できる